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  1. 鳴門市議会 1976-06-01
    06月21日-04号


    取得元: 鳴門市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    昭和51年  6月定例会(第2回)            昭和五十一年度 鳴門市議会会議録 (第十一号)            昭和五十一年六月二十一日(会期第十一日中七日目)              議 事 日 程 第 十一 号 諸般の報告第一 市政に対する一般質問第二 議案の一部訂正について     提案理由説明  質疑  討論  表決第三 議案第七十五号 鳴門市消防職員の賞じゅつに関する条例の一部を改正する条例   議案第七十六号 鳴門市消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例   議案第七十七号 鳴門市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例   議案第七十八号 鳴門市防災会議条例の一部を改正する条例   議案第七十九号 鳴門市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例   議案第 八十号 鳴門市総合運動場条例の一部を改正する条例   議案第八十一号 鳴門市公民館条例の一部を改正する条例     質疑  委員会付託第四 陳情書の処理(追加一)     委員会付託    ──────────────────────────────────            本日の会議に付した事件 諸般の報告日程第一 市政に対する一般質問日程第二 議案の一部訂正について     提案理由説明  質疑  討論  表決日程第三 議案第七十五号より議案第八十一号まで     質疑  委員会付託日程第四 陳情書の処理(追加一)     委員会付託    ──────────────────────────────────            出  席  議  員(二十八名)    議長  大  端  茂  雄  君      一番  札  場     清  君    二番  石  川  忠  治  君      三番  平  松  章  生  君    四番  上  田  準  次  君      五番  福  本     節  君    七番  新  居  徳  松  君      八番  広  瀬  静  男  君    十番  姫  田  安  男  君     十一番  森     嘉  久  君   十二番  野  崎  博  文  君     十三番  新  居  義  公  君   十四番  岩  朝  清  義  君     十五番  乾        茂  君   十六番  室  津  サ ワ エ  君     十七番  芝  野     彰  君   十八番  下  八     明  君     十九番  平  岡  朔  郎  君   二十番  開  発  外  之  君    二十一番  矢  野  善  治  君  二十二番  松  本     聖  君    二十三番  遠  藤  将  弘  君  二十四番  藤  田  義  行  君    二十五番  林     辰  雄  君  二十六番  細  川  俊  幸  君    二十七番  原  田  一  幸  君  二十八番  奥  田  一  応  君    二十九番  富  田  耕  作  君    ──────────────────────────────────            欠  席  議  員(二名)    六番  横  川  春  市  君      九番  叶  井  長  助  君    ──────────────────────────────────            説明のため出席した者  市長       谷   光 次 君    第一助役     立 石 勝 男 君  第二助役     鍋 島 親 春 君    収入役      満 村 佳 一 君  運輸部長     浜 野 恭 夫 君    水道部長     笹 尾 清 隆 君  競艇部長     野 崎 格 一 君    市長公室長    西 本 信 也 君  人事課長     西 田 素 康 君    市民課長     三 谷   溢 君  会計課長     日 向   高 君    税務課長     大 塚 太一郎 君  民生課長     郡   貴代志 君    国保年金課長   田 渕   実 君  衛生センター所長 井 上 広 治 君    環境課長     高 田 賢次郎 君  同和対策課長   酒 元   光 君    農林水産課長   三 島 利 克 君  商工観光課長   尾 崎 定 男 君    土木課長     野 間 繁 満 君  建築課長     湊   静 雄 君    耕地課長     森 谷 貞 夫 君  福祉事務所長   仲 須   賢 君    競艇部庶務課長  大 島 安 幸 君  競艇部業務課長  益 井 辰 夫 君    水道部業務課長  岡 田 典 夫 君  水道部工務課長  中 川   守 君    消防本部次長   三 矢 茂 春 君  教育委員長    片 岡   賢 君    教育長      森 本 真 章 君  教育次長     田 渕 公 一 君    庶務課長     歌 川 重 雄 君  学校教育課長   井 関 重 美 君    社会教育課長   橋 本 義 男 君  青少年課長    菊 地 啓 介 君    監査事務局長   米 沢 敏 光 君  行政係長     多 田 邦 晴 君    ──────────────────────────────────            議会事務局職員出席者  事務局長     辻 見 誠 一 君    次長       豊 田   昇 君  議事係長     黒 谷   需 君    資料係長     川 上 昭 憲 君  書記       中 井 敦 子 君    書記       浜 尾 安 仁 君    ──────────────────────────────────     午前 十時十五分 開議    ────────────────────────────────── ○議長(大端茂雄君) ご参集ご苦労でございます。 これより本日の会議を開きます。 日程に入るにさきだち諸般の報告を申し上げます。 市長よりお手許へ配布のとおり議案の一部訂正について申し出がありますので報告いたします。 諸般の報告は以上のとおりであります。 これより本日の日程に入ります。 本日の議事日程はお手許へ配布の議事日程表のとおりであります。 朗読は省略いたします。    ────────────────────────────────── △日程第一 市政に対する一般質問 ○議長(大端茂雄君) 日程第一 市政に対する一般質問を続行いたします。 順序に従って質問を許可いたします。 一、市長の政治姿勢について 二、教育行政について             二十二番 松本 聖君     〔二十二番 松本 聖君登壇〕 ◆二十二番(松本聖君) 議長の許可をいただきまして、私ただいま議長から読みあげていただきました市長の政治姿勢の問題と教育行政の二つの問題について一般質問をいたしたいと思います。 まず第一番、市長の政治姿勢の問題についてでございますが、その第一番といたしまして公害対策の問題について、市長および関係課長からご答弁願いたいと思うのでございます。 最近、鳴門市に起った二つの問題とそれに関連する問題についてでございますが、その第一番に新池川の問題について質問をいたしたいと思うわけでございます。すでに新聞などで報道されておりますとおり、春先になりますと一斉に新池川において鮒などの死魚で付近一帯が白くなる、そういう状態が毎年ひどくなっているというふうにいわれております。その原因はなんなのか、水産試験場あたりの調査では、あなあき病が全国的に大流行しているとそういうふうにいわれておるわけでございますが、新池川で漁をしております関係漁民のかたに直接聞きますと、鳴門市が新池川の方へし尿処理場からの排水を直接放流するようになってから非常にひどくなったそういうふうに関係漁民はいっております。一方環境課の方へ参りまして課長、その他の方々にお聞きいたしますと、科学的な調査をしなければ原因はなにかということが現在の時点ではいえない。そのために相当な経費をかけて調査を現在しているそうでございます。今回の調査で具体的にどういうふうなものがわかるのか、どういうふうなものを対象に調査しようとしているのかということについて関係課長からご答弁をいただきたいと思うわけでございます。 また、市長にお聞きしたいのは新池川を美しくする、そういうことを機会あるたびに前回の定例議会におきましても先輩議員の方々の質問に対しましてそういう答弁をされておるわけでございますが、それをこの際もう一度市長からお聞きしたいと思うのでございますが、外見だけじゃなしに公害防止という立場から具体的にどうしていこうとしているのかということにつきまして、この際あらためて聞きしたいと思うわけでございます。 次に公害企業に対する市の対処の仕方についてこの際市長にお伺いしたいのであります。 先日、小松島の海上保安庁に摘発されました鳴門塩業の廃液の不法投棄の件でございますが、被害はたいしたことはないというふうにいわれております。しかし、私この点については非常に納得ができん点があるわけでございますが、鳴門市といたしましては、ああいう事件が発生いたしまして具体的にどういうふうに対処されて現在に至っておるのかということをこの際お聞かせ願いたいのでございます。 ちょっと話が古くなるわけでございますが、昨年の三月議会であったと思うわけでございますが、鳴塩の海水取水口改良工事補助金として昨年数百万円の補助を決定したというふうに記憶しておるわけでございますが、その時に私は十分調査をしてから決定するのが筋じゃないかという立場から、当時の提案にたいしましては慎重に対処する観点にたって反対したことが記憶にあるわけでございます。 その時に会社側の陳情の趣旨が水質汚濁の原因が、鳴門市がやっております色々な工事が原因である、そういうふうにいっていたと思うのでございます。今回はからずも明らかになったのは、会社側に責任の一端を負わなければならないというふうに私は思うわけでございます。 ここで市長にお答え願いたいのは、公害対策上からこういうふうな違法な行為を行うような企業に対しましては、補助金の返還等を求めて当然である、私はそういうふうに思うのでございます。 今年の三月議会では補助金条例の全面的な改正が行われたということで提案されて参ったわけでございますが、それらの点につきまして、私あらためて読み返して見たんでございますが、こういうふうなことに対して反社会的な行為をやった企業に対する補助金の返還等につきまして明確な条文がないように思うのでございますが、こういうふうな点につきましてこの際、市長の見解をお聞かせ願いたいというふうに思います。 次に市長の政治姿勢の第二番目にお聞かせ願いたいのは電力料金値上げの問題についてでございます。 これは直接市政と関係は議会や市長が権限をもつものではございませんが、私達鳴門市民が毎日の生活にとって電気は必要不可決のものである、また鳴門市にとりましても電気料の値上げというのは市の行政の執行の上から考えてみましても非常に重要な位置を占めているというふうに考えますので、そういう立場から市長にお伺いするわけでございますが、もうすでに六月十五日に政府は北海道電力と四社に平均二十四パーセントもの大巾な値上げを認めております。聞くところによりますと四国電力値上げの意向を明らかにしております。過去二年間を振り返ってみますと、四国電力はこの二年間に料金が今回の料金値上げが実現いたしますと倍加するそういうふうな状態になろうとしておるわけでございます。 私達は、私達の党の方の問題をこの場で申し上げて恐縮でございますが、こういうニュースを聞きましたので早速四国電力本社の方へ参りまして、値上げをしないように強く申し入れて参ったわけでございますが、その時点で色々調査いたしました結果、四国電力値上げをしなければならないというなんらの根拠も私達の調査ではありませんでした。 経営の実態を一例をあげて説明を申し上げますと次のような状態でございます。 会社が料金値上げの理由として収支の著しい悪化、経営が非常に悪くなったというふうな説明をしておりますけれども、今年の三月期決算をみましても、なんらそういうことはない。配当金も二十四億だしておりますし、内部留保まあもうけ、平たくいえばそういうことになるかと思いますが、三百十二億七千万円、前期の五十年の三月三十一日に比べてみましても、十億以上の内部留保がふえておるわけでございます。 また電力の販売の電力量も景気の回復等で増えております。 こういうふうなことを見ましても、電気料金値上げしなければならないという理由はなんら見受けられないわけでございますが、それなのに今回値上げをやろうとしておるわけでございます。 私はこういうふうな値上げは非常におかしい。市民生活にも直接こたえて参りますし、鳴門市の場合、現在でも相当電気料金がいっていると思います。いつだったか十分正確な記憶はしておりませんが、市におきましても電気料金特別会計にいたしまして、それをチェックしているようになっていると思うのでございますが、仮に今回の三十パーセント電気科金値上げがされたら鳴門市の負担増はどの位になるのか、市民のことはさておきまして鳴門市の水道料とか街灯の維持のためには非常に多くの電気料金がいっていると思うのでございますが、そういうことにつきまして関係課長から答弁を求める次第でございます。 次に教育行政の問題につきまして教育長および関係課長の答弁を求めたいと思うわけでございます。 質問要旨に書いてありますとおり就学援助の問題について質問をいたしたいと思います。 まず、この問題非常に幅が考えれば幅が広いと思うのでありますが、私の質問に入ります前に子供の教育にどのぐらい費用がかかっておるのかということでございますが、このことにつきまして、まず明らかにしていただいてそれから質問を深めていきたいと思うのでございます。文部省の調査によりますと、少し古い調査でございますが、昭和四十八年度で小学生一人あたり年間六万三千三百二十七円、中学校七万四千二百八十三円、義務教育に金がかかっている、そういう統計が発表されております。鳴門市では一体どの位の義務教育に経費がいっているのかということにつきまして学校教育課長なり教育長から答弁を求めまして、この問題質問をしていきたいと思うわけでございます。 以上の質問にたいする答弁を得まして再問をいたしたいと思います。     〔市長 谷 光次君登壇〕 ◎市長(谷光次君) お答えいたします。 新池川の問題でございますが、あの川をなんとかきれいにしたいと思いまして私も色々と考えたのでございます。 市のし尿処理場の廃液があそこへ流れこんで、そのために汚なくなったというわけではないと思うのでございますが、私が考えるのは、あの水が外へあんまり流れよらん撫養川の方へ、私はあの撫養川に大潮の時に潮が引いた場合、樋門をあければ、あの水がかなり流れるのでございます。その時に上の樋門もあけて上からきれいな水を流してきたない水は撫養川の方へ流していって水が循環するようになれば、水がある程度きれいになるのではないかということを考えまして関係課長の方へそういう指示をするんだけれども、そこに意見の食い違いができて、どうしてもうまくいかない。     「発言取り消し」 十年来叫び続けてきても、どうしてもうまくいかないし尿処理場の廃液がそこへ入っていく、そしてその水をまわさない、水を循環ささないで、その水もし尿処理場の廃液だけじゃなしに農薬も入るでしょう、そのよごれた水をもういっぺん希釈してその希釈水が繰返して新池川の方へ流れこんでくるのだからこれは池みたようなもので、そしてこれを繰返していたらあの水がきれいになるはずがない、だからかみの方に西ノ須の樋門がありますあれをあけたら、あのあたりの田んぼがつかるというもんだから、水没する恐れのある田んぼは私は買収しておるんですよ、市の方で買収してあるからその田んぼがつかってもいいようになっているのだから西ノ須の樋門をあけてもらって、そしてこちらの方も大潮の時に樋門が二つあるんだから交互にあけるとか、あるいは一っぺんにあけるとか、その樋門の操作をすればもう少しきれいになるはず     「発言取り消し」 それから鳴門塩業の問題ですが、鳴門塩業の方でああいうその問題になりましたような少量ではあります、海に流れていけば海で希釈されて実害はないかも知れませんけれども、ああいう態度で廃液を流すということは、私としては非常に遺憾に思っております。しかし、いまのところ罰則の方法もないので鳴門塩業の方へよく注意をいたしております。 市の方から補助金をだしたけれども、あの補助金海水導入のための管を作る工事の補助金三千五百万円でございます。水を出す方でなくしてひっぱる引く方の補助金であって、いい塩を作ってもらおうという気持ちで補助金をだしたわけでございますが、塩業の方でもこういう問題がありまして今後かなりそういう廃水問題について特に神経を使っておるようでございます。 それから電気料金値上げの問題ですが、こういう値上げはなるべくやってもらいたくはないんだけれども、経営上やむえん場合もあるのじゃないかと私はそういうふうに感じておる次第でございます。 以上でございます。     〔環境課長 高田賢次郎君登壇〕 ◎環境課長高田賢次郎君) 新池川の調査につきまして、方法なり要旨なりにつきましてご説明申し上げたいと思います。 目的といたしましては、やはりさきほどふれられましたように新池川の死魚の件それから現在汚染されておりますものにつきましての浄化対策を進めるための基礎資料といたしたいためでございます。 調査の方法といたしましては一応水質、これにつきましては新池川が約四キロございましてこれを十三地点抽出いたしております。 それから大代谷川の地点で一点、旧吉野川で一点、これは比較するための調査でございます。 この水質関係につきましては、この延長の中でそれぞれ排水溝が農業用の排水溝それから一般家庭の下水等の排水溝がかなりございますが、そういうふうな地点をできるだけ重点的にやってみたいということでやっておるわけでございまして、調査項目といたしましては一般項目からそれぞれの農薬関係、重金関係についても調査を進めるということで二十項目をあげております。まあ総検体数が三百三十九点あげております。 それから底質関係につきましては、やはり基本的には水質と同じ底質から新池川十三地点、大代谷川一地点、旧吉野川一地点、この調査をやりたいと思っております。調査項目につきましては十二項目の検体延数が七十四検体ということになっております。 それからこの死魚の関係も調べたいということで新池の鮒とそれから旧吉野川の鮒を採取してこれも調査対象にいたしておるわけでございます。 それから水質でお話申し上げましたように、この水質につきましては新池川と大代谷川旧吉野川ということでやっております。 この実施期間でございますが、サンプリングは五月二十八日に実施いたしております。これも検体数が相当数にのぼるために六月末目標に現在やっております。 これが一応データーがあがってまいりますと、この分祈結果につきましては県の公害課、公害センター水産試験場等の協力を求めまして、この解析を一緒に行いたいというふうに思っておるわけでございます。 それから死魚の関係につきまして、さきほどお話がございましたが、この日本に穴あき病がでてまいりましたのが、東京都の水産試験所ではじめてみつけたのが四十六年春ということになっております。そして、この穴あき病は水温が二十五度以上にならないと発生しないということで、この二十五度以上になった時点で発生するということが特にいわれております。 それで、この零歳魚にはかからない、淡水魚にかかるということで患部に潰瘍化されたものが、穴があいておるわけでございますが、この状況を見てみますと、まったく新池川の鮒と同じような状況でございまして、しかし穴があきましても死ぬことはないといわれております。 それで、この東京都の水産試験所も非常に強い細菌性の伝染病に間違いないというふうにいわれておるわけでございますが、それにもとづきます詳しいメカニズムがまったく解明されていないというのが実態でございまして、これを防除、保護するためには、やはりこの伝染性の菌に強い抗菌剤を使わなしようがないのじゃないかということが、先日の新聞でも出されておるわけでございます。奇しくもこの新池川の死魚と新聞が一緒になりましたので、ご報告申し上げます。     〔市長公室長 西本信也君登壇〕 ◎市長公室長西本信也君) お答えいたします。 電力料金が約三十パーセント上がった場合に当市で予算化しております光熱水費特別会計の電気料の増加はどの位かというご質問であったと思いますけれども、一応約三十パーセントと計算いたしまして五千万円程度ということでございます。     〔教育長 森本真章君登壇〕 ◎教育長森本真章君) お答えいたします。 子供の教育費にどの位鳴門市の場合掛っておるかということでございますが、文部省の調査の小学校六万三千なにがし、中学校の七万四千なにがしというのは文部省が行財政の調査であるのかどうか、という点で今ちょっとわからなくて急拠調べておるのでありますが、子供一人当たりを算出するのに経常経費だけでやるのか、投資的経費も含むのか、あるいは父兄負担も全部含めたものなのかということも急な質問でありましたので資料を準備しておりませんので、従いましていま急拠資料を調べておりますので暫時お待ちいただきたいと思います。 ○議長(大端茂雄君) 小休いたします。     午前 十時四十二分 休憩     午前 十時四十三分 開議 ○議長(大端茂雄君) 再開いたします。 ◆二十二番(松本聖君) 再問をいたしたいと思います。 まず公害の問題につきましての市長の考え方等を聞かせていただいて、これはそういうふうな市長の考えではちょっとこれはいかんのでないか、自分の政治責任を放棄するというと語幣がありますが、あきらめておるというような答弁でございましたが、そういうことでいいのか、そういうふうに市長にもう一度念をおして聞いておきたいのでございます。 私は市長という立場上、あきらめるとそういうふうなことはこういう場でいえんはずじゃと思いますが、その問題につきまして、さきほどの答弁の中で市長率直ないつも答弁をされるので、その点はいいんでございますが、そういう自分の責任をなかば放棄するような答弁をされるということにつきましては、これはこの際、はっきりさせていただきたいと思うわけでございます。私がさきほど質問で申し上げましたのは外見上の美化、水を美しくすると、そういうようなことだけじゃなしに公害対策上からどうしていくのかということを、私はさきほど聞いたつもりでおるのでございますけれども、質問が上手にできなかったのかどうか、ちょっとすれ違いの答弁のように聞えるのですが、公害をなくするという立場からですね、どういうふうにしていこうと考えているのかということをこの際もう一度ひつこいようでございますが、この際お答えを願いたいと思うわけでございます。 それから公害企業にたいするですね、鳴門市の対処のしかたの問題についてでございますが、一応注意をしておいたと、しかし鳴塩にたいする補助金は水をとる、ええ塩を作ってもらう、そういう立場から補助をした、そういうことには違いないのですが、あの問題が起った時には水質が悪化したと、現在の取水口では水がとれん、それの原因が鳴門市がやっている競艇とか排水の問題が原因のすべてではないが原因している、そういうふうなことから補助金をだしたと思うのでございますが、そういうふうな問題についてですね、鳴門塩業としても責任を感じなならんし、鳴門市としてもそういうふうな反社会的な行為を被害が少ないからどうこうという問題でないと思うんです、あくまでも法に示されたようなことをやらない違法団体と考えざるをえんのでございますが、そういうふうな企業に対する対処の仕方がこう非常に甘いと申しますか、ちょっと注意しただけぐらいではどうも一般市民の立場から考えると納得がいかんのでないかと私は思うのでございますが、この問題につきましてはもうー度市長の答弁を願いたいと思うわけでございます。 次に新池川のさきほど課長から説明が色々説明されたわけでございますが、さきほどの質問の際にふれるのをちょっと忘れておったのでございますが、その新池川でとれる魚の八割位が背筋が曲っておる、ぼら・ふな等、特にぼらがひどいそうでございますが、漁師のとった魚のほとんどがそういう状態であるということが明らかにされておるわけでございますが、全国各地の大学や公害研究所におきまして、すでにこの問題につきまして研究されて科学的に実証されておるところもあるわけでございますが、そういう奇形魚と申しましょうか、それの原因に合成洗剤の問題が非常に大きなウエイトをしめているというふうにいわれております。合成洗剤の成分でございますABSという物資がございますが、これが洗剤や漁類に非常に大きな影響を与えておるというふうにいわれております。 これの対策の問題につきましては三重大学の学長さん東京都の公害研究所、全国各地で色々研究をされております。そしてそれの対処と申しますか人体や魚を公害から守る自然を守るという立場から全国各地で非常に実践的な運動が展開されております。鳴門市におきましてもすでに新日本婦人の会鳴門支部が公害を防止するという立場から無公害の石鹸の使用ということで多くの人達にこういうことを宣伝し普及しております。 この成果に着目いたしまして、その考え方が非常にいいというそういうようなことで県の改良普及事務所、特に鳴門市からだそうでございますが、是非その石鹸を売っていただきたい、普及していただきたいということで購入をされておるそうでございます。 いま申し上げましたような生物にたいしての催寄性作用と申しましょうか寄形魚、魚にたいしましては奇形魚そういうふうな作用をする合成洗剤の主成分がABS現在調査中で確定的なことは申せませんが、新池川の鮒、ぼら等の背髄の曲っている原因でないかというふうに私は思うわけでございますが、漁師の話等、また実際その取った魚を見せていただいて私はそういうふうに考えたわけでございますが、これが原因ならば一刻の猶余もできないというふうに思うわけでございます。八割もの魚がそういう状態になっているということは自然がまさに破戒されているというふうに思うわけでございます。 鳴門市としても、さきほど市長が答弁されたようにあきらめておるんですわとそういうようなことはいえんと思うのでございますが、具体的にこういう問題がでてきておるのでございますから、どういうふうに対処されるつもりなのか、この際もう一度お聞かせ願いたいと思うわけでございます。 それから政治姿勢の二つ目の問題でございます。四国電力電気料金値上げの問題についてでございますが、公室長からの説明によりますと四国電力が通産省の方へ申請しようとしているのが三十パーセント位の値上げをもくろんでおるそうでございますが、仮に三十パーセント値上げが見込まれると五千万円もの鳴門市が支出増になってくるということになりますと非常に財政窮迫ということがいわれております。こういう時期に鳴門市のその他の行政に非常に大きな影響を与えてくるのではなかろうか、そういう点を非常に心配するわけでございますが、さきほど私が説明を申し上げましたように四国電力値上げをしなければならないなんの根拠もない、そういうふうな時に市民の生活を守り鳴門市の行政財政の運営を円滑化していくという観点で考えるならば、当然市長の立場で四国電力にたいして今回の値上げは見送るべきでないか、そういうふうな意見を申し述べてなんら不都合はなかろうと私は考えるわけでございますが、その点についてもう一度市長の答弁をわずらわしたいと思うわけでございます。 次に教育行政の問題についてでございますが、さきほど私の質問にたいしまして現在調査中ということでございますが、非常にちょっと納得がいかんのでございますが、土曜日の日にですね質問の趣旨からちょっとそれるかと思いますが、非常に関連がございますので、こういう質問をするから調査をしておいて下さい、ということは、あなたの部下にいっておいたわけでございますが、現在になってまだ調査ができていないというそういうふうなことでは、議員のこういう非常に重要なことだと思うのですが、一般質問をどういうふうに考えておられるのか、親切といえば、...そういうことはどうでもよいわけでございますが、それまで事前にこちらから要請しておった調査ができておらないということは、一般質問にたいしてどういうふうに認識せられているのかということを疑いたくなるわけでございますが、そういうことも合せてこの際お答え願いたいと思うわけでございます。 答弁がないので非常に私の独断的な立場から再問に入っていくような形になるわけでございますけれども、審議に時間を取るのも申しわけないと思いますので質問をさせていただきたいと思います。 私が教育委員会にお尋ねしたいのは就学援助の問題につきまして、鳴門市の教育委員会も遅まきながら就学援助の方法が徳島市や阿南市のように教育委員会の責任におきまして決定される、そういうふうにきめられたわけでございますが、それができるまでにニケ月も掛っておるとこういうことを考えますと、いま私が前段申し上げましたおとついいうて今日まだ調査ができんというのももっともかと思うんでございますが、こういうことではちょっと日に日になにしとんですかというふうなこともいいたくなるわけでございますが、それができるまでに二ケ月もかかる。 徳島市のことを例にとって恐縮でございますけれども市教委には、この就援係という専門に扱っておられる職員の方が四名もおられるそうでございますが、鳴門市の教育委員会はこの問題を軽視しているのではないかと私は疑問を抱くわけでございます。 そういう点につきまして教育委員会側の態勢がどうなっているのかということをさきほどの答弁と合せて学校教育課長から答弁を求めます。合せて就学援助の適用率が徳島市の半分以下であるという統計調査がでております。それの原因はどこにあるのかということも一緒に答弁していただきたいと思うわけでございます。 私がこういう問題を非常に心配するのは過去に色々非常にいい例ではないのでございますが、痛ましい例がありました。子供がですね、うちへ帰って「お母ちゃん、ぼくんち皆んながへんどといようけんどほんまか」というて母親に泣いて尋ねた、そういうことがあってですね、お母さんがうちはもう貧乏でせこいけれどももうそういうことは断わったんだとそういうふうなことを聞いたわけなんでございますが、このように就学援助を受けることによってですね、子供が差別されることがあってはならないと思うんでございますが、このようなことが原因で徳島市と比較して適用率が半分以下になっているというのではないかと私は非常に心配するわけでございます。その事情を一緒に答弁していただきたいというふうに思います。 答弁を得まして、また再問いたしたいと思います。     〔市長 谷 光次君登壇〕 ◎市長(谷光次君) お答えいたします。 新池川というのは、いわば鳴門市の玄関にある川でございまして、これを外見上きれいにするというのでなく、私は芯からきれいにしたいということを前から市長の就任以来考えておるのでございます。あの川がきれいにならんはずがないのでございます。あの川に樋門が第二樋門も実は私がつくった樋門で二つあるんだから、あの樋門を交互に操作して外の川がひいた場合、撫養川がひいた時にはあの樋門をあけて水を流す、そして上の方に西ノ須というところに樋門があるので、そこから吉野川の水を入れて水ができるだけ流れるようにすればあの水はきれいになるはずだと私はそういうふうに考えて耕地課の方へもこれやれと話をしておるんだけれども、どうもその意見が合わないでうまくいかない。下がレベルだから流れません、という返事がかえってくる。下がレベルであれば、あるいは流れないかも知れん、上がレベルであるということはありえない、樋門の外がひいた場合には撫養川の水位と新池川の水位とは高低があるはずだから新池川のその高い水が撫養川の方へ流れるのが私は常識だと私は思うのだけれども、どうしてもこれができない。     「発言取り消し」 それから電気料金値上げの問題ですが、電力会社にも色々と事情がありまして市としましても年間五千万の損をするようになりますけれども、色々物価の値上りしている時でもあり電力会社にも新しい施設を考えておられるようだし、色々事情があってこれはもう止む得んのじゃないかと私はそういうふうに考えるのであります。 以上でございます。     〔学校教育課長 井関重美君登壇〕 ◎学校教育課長(井関重美君) お答えいたします。 大変さきほどのお尋ねで、回答が遅くなりまして失礼しました。 鳴門市の一人当り子供にたいする教育費でございますが、小学校の分で昭和五十年度学校建設費等を、これを除きまして、県費負担、教職員の給与、そういうものを除きました経費で計算しましたところ、小学校一人が五万三千五十九円、中学校におきましては一人あたり五万六千二百六十五円となっております。大変遅れて失礼しました。 それから次にお尋ねのありました就学援助の関係でありますが、鳴門市の準給与の子供達の適用されております率が小学校で三パーセント、中学校で三・四パーセントでございます。 これはその他の都市に比べて非常に率が低いんでないか、そういう点のお尋ねがあったわけでございますが、鳴門市の市民の皆様がそれぞれ自分自身の生活を維持するために、懸命にみんながよく働き努力されて生活程度が豊かであり子供のために頑張っておられるあらわれであろうと私は受取りまして、非常に困窮をしているために準の要保護、就学援助の保護を受けたいのであるけれども、それにたいして卑下したり、ひけ目を感じたりしてしんぼうしているために、その率が低くなっているのではないという受取り方をしております。以上でございます。 ○議長(大端茂雄君) 小休いたします。     午前十一時 三分 休憩     午後 一時 八分 開議 ○議長(大端茂雄君) 再開いたします。     〔市長 谷 光次君登壇〕 ◎市長(谷光次君) 松本議員の質問中の新池川にたいする問題でございますが、この問題についての私の答弁は全部取消しさせていただきたいと思います。 耕地課長とも色々話合いいたしましたところ、課長は課長の立場であの川を少しでもきれいにしたいと色々努力をいたしております。私も課長なり助役とともにもう少しあの川がきれいになりますようにこれからも努力をいたしたいと考えておりますので一つご理解をいただきたいと思います。 こういうふうに訂正いたしたいと思いますのでどうぞよろしくお願いをいたします。     〔二十二番 松本 聖君登壇〕 ◆二十二番(松本聖君) 午前中の私の質問にたいしまして市長から非常に無責任な答弁がなされたわけでございますが、それが原因で今まで午後に延びてしまいまして私自身なんか水を入れられて気がぬけたような状態でどうも質問いたしにくいわけでございますが、取消したという前提にたちまして質問を続行いたします。 公害対策の問題につきまして市長はあきらめたというのでなしに耕地課長その他の関係各課長の意見を聞いて前向きで処理していきたいという、そういうふうな答弁であったわけでございますが、その水をきれくする、くさった水をきれくするということにつきましては、その方法と申しましょうか、色々あろうかと思いますが、この際耕地課長から具体的にどうするのかということをご説明願いたいと思うわけでございます。 それともう一つは公害対策の非常に大事な問題でありますが、私常々考えておりますのは公害というのは発生源で防ぐという、その公害物質を使わんというのが根本的に一番正しい方法でなかろうかというふうに思うわけでございますが、さきほど午前中の質問の時にも少しふれたわけでございますが、合成洗剤というのが非常に公害をまきちらす元凶になっているとそういうふうに日本の科学者、マスコミは大きく取上げておりますけれども鳴門市におきましては、この問題をどう対処していくかということが緊急にせまられていると思うのでございます。こういうことにつきまして合成洗剤にかわる洗剤と申しますか石鹸等もあるわけでございまして一長一短あろうかと思いますが、公害を防止する立場から考えるならば当然そういうふうにすべきであろうし、特に鳴門市が無公害の洗剤等につきましては市の行政で使っている給食センター、学校だとかそういうようなところは率先して使うべきでなかろうかというふうに考えているわけでございますが、関係課長からそういうようなことについてどういう見解を持っておられるかということも合せてお聞かせ願いたいと思うわけでございます。 それと合せて色々盛りだくさん聞くようになったわけでございますが、さきほどの答弁の中でも現在調査中であると色々科学分析を行っておるということなんですが、その科学分析の行われかたと申しましょうか、徳島県にはそういうような科学分析を行う施設がない、公害センターという施設があるわけでございますが、ちょっと大規模と申しましょうか、新池川の調査をするにもいざとなれば間にあわん、だから企業に頼んで東邦レーヨンの中に分析センターというのがあるらしいんですが、そこに頼んでしないと、こういう人命にかかわるような公害の調査ができんというのは、非常に徳島県の公害行政が遅れておるといわざるを得んのでございますが、各市においてこういう公害センターを作るというのは、経費的にはとうてい不可能であろうかと思うのでございますが、せめて徳島県にこういう施設を一つぐらいはつくって公害に対しての対処が速やかにできるようにしていくべきだと私自身は考えます。そういうふうに市長や関係者は思われているか、またそういうふうな点について県にたいして強く要望する気持ちがあるかどうか、県の責任において公害センターの内容を充実して、そういう調査分析が一ケ月もかからなくてもできるという施設ができるように要望する気があるかどうか、この際お聞かせ願いたいと思うわけでございます。 それから二番目の電気料金値上げの問題につきましては、非常に市長の答弁を第三者的と申しますか、市民の生活は物価高で非常に苦しいというこういう状態でございますが、そういうふうな時に電気代を四国電力はあげるという理由がないというふうに思うのでありますが、そういうふうな点については市長も独自の調査はされていないと思うのでございますが、この問題につきましては、いくら私が質問いたしましても市長の見解は変わりそうでもございませんけれども、是非市民の立場にたってこの問題は調査を十分していただきたい。 鳴門市の行政にも直接関係してこようかと思うわけでございますが、水道料金の問題にいたしましても結局電気料金というのが非常に大きなウエイトをしめております。また街を明るくするというふうな立場から考えましても、道路の水銀灯のことを考えてみましても電気料金の負担が非常に大きいというふうなことから、現在では消極的な考え方に傾いていると聞くわけでございますが、そういうようなことを考えてみます時に、この問題につきましてなんにもいわない。四国電力にたいするなんの要請もしないというのは行政の市民の父親的な立場に市長は立っておると思うわけでございますが、そういう立場の考え方としてはどうも納得がいかんと私は考えるわけでございます。 この点につきましては、これ以上質問を繰返すことはいたしませんけれども、是非そういうふうなことにつきましての市長の考え方についての反省を求めて、この問題についての質問は終わりたいと思います。 次に教育行政の問題でございますけれども、さきほどの質問では学校教育課長は鳴門市においては徳島市より約半分ぐらいの就学援助の適用しかないということについての受け止め方がですね、非常にこうなんと申しましょうか、確信しているという形でご説明はされましたけれども、どうもその点につきましては合点がいかんような点が多々あるわけでございます。 鳴門市民の生活が裕福でそういうようなものを受けんでもいけるという客観的な十分調査もされていないというふうな気がするのでございますが、そういう点につきましての調査をされての答弁か、ただそういうふうに思うというだけなのか、その点合せてさきほどの私の質問にたいする答弁もれもあったように思うわけでございますので合せてご答弁を願い、場合によりましては再問いたしたいというふうに思います。     〔耕地課長 森谷貞夫君登壇〕 ◎耕地課長(森谷貞夫君) 新池川の水質を良くするための排水の具体的な方法という質問であったかと思いますが、現在行っておりますのは月の内大潮の時の二十日間は自然排水を三乃至四時間行っておるわけでございます。またそれ以外の十日間前後につきましては一千ミリのポンプで六乃至八時間運転しております。 それの上に早急に五百ミリの水中ポンプを一台据えまして、これを十五、六時間運転いたしまして一日二十四時間の内二十時間前後は排水をしたいというふうに考えております。と申しますのは、夜間になりますと現在の既設のポンプは動力エンジンでございますので新池の住宅なんかで騒音の苦情のでる心配もございますので、そういう点、また管理上の問題もございますので、電気でやります水中ポンプをつけまして運転をいたしたい。そういうことによりまして、できる限り新池川の水を下流へ動かして排水をいたしたいと考えておる次第でございます。以上でございます。     〔学校教育課長 井関重美君登壇〕 ◎学校教育課長(井関重美君) 失礼いたしました。お答え申し上げます。 ただいまの鳴門市内小中学校の子供達の就学援助の率の問題でありますが、確信をもって答えておる客観的調査資料があるか、というお尋ねでございますが、私は徳島市と鳴門市を比べた場合、人口比からみた場合の受給率の多少から判断をしたものでございまして、ただいままで就学援助をやってまいりました学校長扱いとしての各学校が、担任の先生方が受持っている子供達の一人一人をみつめて家庭訪問をしたり、常々教えている中で把握する、そういうような状況に基づきまして地域の民生委員さんのご助言やご意見を承ってそういう状態から私どもの方へ申請がきておりますから、各現場を指導している場合に決してそれぞれの世帯が受給申請をするのに非常にしにくいという心理的な状態は与えるようなことはしてないというような考えでありますので、いまでている人数や率を考えた場合に客観的な調査資料というのは持ち合せていないわけでございますが、主観的ではありますけれども、公正な就学援助の率が確保せられておるのではなかろうかというふうに解釈してお答え申し上げた次第であります。 それからさきほどのお尋ねに答えられなんだ点がございまして大変失礼いたしましたが、援助の認定、そういう手続きにつきましてニケ月あまりも学校教育課は遅れて何をしているのかというお尋ねもありましたわけでございますが、先生もご承知のとおり徳島市は四名と申されましたが、徳島市は五名の専属の係りの人達がそういう就学援助の事務をやっておるわけでござままして、私の学校教育課では私を含め七名でございまして、それぞれ受持っている事務内容も大変複雑多岐にわたっている点はご理解願えると思うわけでございますが、就学援助に関する事務担当者も主任と副主任ときめておるのでありますが、二人になるわけでございます。それでお互い他の用務も併せた兼務の中で実施しているような状況であります。それからお申し出がございまして、時間をとった点も上司が病気休暇だった点もございました関係で調査に手間どったという点で遅くなったという点もご了解いただけたらありがたいと思います。以上でございます。     〔市長 谷 光次君登壇〕
    ◎市長(谷光次君) お答えいたします。 公害問題が発生した場合に速やかに試験調査ができるような施設を公害対策センターといいますか、県の方へ要望いたしまして県なり市町村が一つになって立派な施設をつくってもらうように県の方へ要望いたしたいと思います。ご理解いただきたいと思います。     〔環境課長 高田賢次郎君登壇〕 ◎環境課長高田賢次郎君) 合成洗剤につきまして使用上の指導についてのご回答を申し上げたいと思うのでございますが、この合成洗剤につきましては、世上でいわれておりますように海綿活性から色んな公害が起るという一方の学説もございますので、それを謙虚に受けとめた中で学校給食関係につきましては、中性洗剤の使用はABSの使用は禁止いたしております。そしてLBSのソフトの関係も十分水で洗浄するような指導の上で一応使用はいたしております。 一般消費者につきましては、消費者行政の中で努めて自然石鹸の使用というものの指導はいたしております。しかしながらやはり使いなれたABSハード関係につきましては、ほとんど市販もあんまりされていないように思うわけでございますが、一応ソフトの利用がやはり多いようでございます。実態といたしましてできるだけ自然のいわゆる従来からいわれております石鹸の使用についての指導をいたしておりますが、やはりこれらの石鹸の量というものも非常に洗剤が少けないようでございますので、それらの斡旋等につきましても今後ルートを十分調査した上でそれらの指導も合せてやっていきたいというふうに考えております。以上でございます。     〔二十二番 松本 聖君登壇〕 ◆二十二番(松本聖君) 耕地課長に再問いたしたいと思うわけでございますが、樋門の管理につきましては色々努力されているというふうな答弁でございました。樋門の管理排水ポンプの使用等によりまして新池川の水を浄化していく、そういうふうな答弁がされたわけでございますが、水だけでなしに中に、水底と申しましょうか、ヘドロが非常に多く堆積している、そういうことの解決が水の排水だけでできるのかどうかということをこの際立入ってご答弁願いたいと思うわけでございます。 それと、私関係者から聞いたわけでございますが、樋門の管理は耕地課の責任において委託をしてやってもらっている、春先がきて水の問題が関係者からやかましく色々要望がでてくるので、そういう人達、管理にあたっている方は、そんなにもああやこうやいわれるんなら、わしはもう責任もてんとそういうことからやめられたというふうなことを聞いておるんですが、この問題につきましては、三月議会において樋門の管理者にたいする市からの報酬と申しますか、それが非常に少けないとそういうようなことで、管理者はそんなものに日に日に役にかかってしよったらうちは食えんようになると、そういうふうな考え方からやめたんだということを間接的に聞いたわけでございますが、そういうふうなことであるというふうに聞いたんでありますが、そこらへんの関係がどういうふうになっているのか、三月議会に要請されたのちになんか市の方で善処方をされたかどうかというふうなことにつきましても、この際お聞かせを願いたいと思うわけでございます。 合成洗剤の問題につきましては、環境課長からの答弁を得ましてそういうふうな方向での行政指導と申しましょうか、方向を打ち出しておると、そういうようなことで一応了解したいと思うわけでございますが、合成洗剤のABSを含有しないということだけでは安心できない、中性洗剤の特にアルコール系の中性洗剤でも結局公害としてはあるんだ、そういう点も、危険な内容を含んでいることにつきましては十分把握していると思うのでございますが、そういうふうな点につきましても、なお一層の行政努力をしていただきたいということを要望申し上げまして、この問題は質問を打ち切りたいと思います。 それから第二番目の教育行政の問題でございますが、色々と説明があったわけでございますが、非常に色々理由を述べられておりましたけれども、こういうような問題は速やかに解決をしていただきたいと、これからこういうことのないようにするということを特に要望申し上げまして色々質問をし、お聞きしたいことがございますけれども別の機会にこの問題は質疑を深めていきたいと思います。 子供の特に義務教育というのは、無償ということが法律によって明らかにされておりますので、そういう方向をめざして鳴門市の教育行政も、特に教育委員会はそういう点についての努力をなお一層深められるよう強く要望をいたしまして、教育行政についての質問を打切りたいというふうに思います。     〔耕地課長 森谷貞夫君登壇〕 ◎耕地課長(森谷貞夫君) お答えいたします。 新池川のヘドロの処理についてどのように考えておるかというご質問であったと思いますが、この問題につきましては、樋門の管理につきましては、鳴門市が県から委託を受けてやっておるわけでございます。河川のいわゆる河川の管理につきましては、新池川は一級河川でございますので、よく実状を調査いたしまして県の方に、もしヘドロがたまっておるとするならば、県の方と十分打合せをいたしたいというふうに考えます。 次に新池川の樋門管理人の交替の件でございますが、これは二年間ほど南浜のある人がやっておったわけでございます。この方は、昼は工場の方に働きにでておられる方でございます。その当時の約束は、こっちへは迷惑をかけない、雨が降った場合には、その人はいわゆる現業員でございますので、そとで働いているから工場の方は休めるんだということでやってもらっておったわけでございますが、色々その約束しておったような情況では、新池川はきれくならないということで、今年の四月から話合いを進めておったわけでございます。それである程度市の方も賃金を考えるからむこうの方をやめてもらえんか、兼業ではちょっと市の方としては、今後の管理の計画につきまして実状に合わんということで話合いを持っておったわけでございますが、むこうの現在勤めているところをやめるわけにはいかないということで、それなら市の方はやめたいとむこうから申し出がございましてやめてもらったようなわけでございます。 五月の未にやめられまして、現在は大津町の方に管理をしてもらっておるような状況でございまして、決して賃金が安いからそれだけでやめるというわけではございませんのでご了承いただきたいと思います。 以上でございます。     〔二十二番 松本 聖君登壇〕 ◆二十二番(松本聖君) ただいま耕地課長よりの説明を一応聞きましたところ、賃金が安いからだけでやめたんでないとそういうふうな答弁でございますが、私が聞いたのは、結局それにすがっておったんではくうていけん、そういうふうなことから職場も離れられんということに必然的になろうかと思いますが、そういうふうによってどう検討いたしましても、そういうふうな立場から辞任ということを聞いておるわけでございますが、これからだれかかわりの人にやってもらうことになっておるそうでありますが、その人達のその点についての善処方に特に力を入れていただきたい。 新池川を美しくしていくという上からいたしましても、樋門の管理というものは、私自身非常にウエイトの高い仕事であると思いますが、そういう点につきましても、なお一層努力をせられて新池川が一日も早く美しくなりますように市の責任において努力していただきたい。 また、ヘドロの問題につきましては、県と十分相談して善処していきたいという答弁でございますので、その点も了解いたします。 言葉だけでなしに実際的に行動し、そういうことを示していただきたいというふうに思うわけでございます。 午前から午後にわたりまして、質問の途中で小休いたしまして、非常にだらだらいたしまして、私自身も非常に質問しにくかったわけでございますが、これからこういうふうな答弁と申しますか、途中で小休が入ったりして訂正がされるような答弁をされんように、十分調査研究された上でご答弁下さいますように、特に市長、教育委員会に強く要望いたしまして私の全質問を終わりたいと思います。 ○議長(大端茂雄君)  一、教育行政について 二、観光行政について 三、公害対策について             二十番 開発外之君     〔二十番 開発外之君登壇〕 ◆二十番(開発外之君) 議長より許可がありましたので通告の順序に従いまして質問いたしたいと思います。 まず、教育行政については、施設の問題でございますが、某幼稚園におきまして再三園児数に比べて非常に園庭が属に運動場が狭いと、そういうことから運動場の整備について、総合遊具あるいはそこらに建っているものはのけ、それの移転等をかなり長期間にわたって陳情があり、ようようにして実現し、かなりその園庭が広くなって喜ばれている矢先に、また最近父兄の寄附によると思いますが環境整備のためになかに池、お池というのですか、そのようなものが造られているわけでございますが、せっかく広くなったその運動場がまた狭くなる、どうも父兄の中の一部の声では、その中には児童公園が鍵っ子対策としてたっておるわけなんですが、それのなんか子供達をあまり外へ出さないための施策だと、これはまあ噂でありますが、あるわけでございますが、過日その担当の福祉事務所長あるいは園長等がトップ会談として話合ったと聞いておりますが、どのように話合ったのか。私は特に一つお聞きしたいのは、そういうような学校施設を父兄の要望によればどのようにでも模様替えができるのか、その点を一つお聞きしたいと思います。 二つ目には、父兄負担の軽減でございますが、まず、本日は大変過日より教育長はご疲労で体の具合が悪いとお聞きしておりますので、この際、教育委員会を代表する教育委員長にお尋ねしたいわけですが、まずこの質問に入る前に義務教育の機会均等、平等とはいかなることか、まずそれをお聞かせ願って、合わせて父兄負担の中で給食関係の質問をしたいわけでございます。 というのは、給食費の徴収袋の中には施設費、施設費というものが各学校で取っておるのでございますが、ここでお聞きしたい。まず学校も沢山ございますので至近な例としては、一小、撫養小、瀬戸小、中学校では一中、二中、大麻中学、北中、この学校についてどのような金額が出されているのか、またどのように使われているのか、まずそれをお聞きしたいと思います。 第二問、観光行政につきましては、過半この問題について私は中央公園の整備についてお尋ねしたわけでございますが、多少重複する点もあるので重複の点はさけて市長に特にお聞きしたいわけですが、市長あるいは観光課長でも結構ですが、公園には自然公園あるいは都市公園等がございますが、この中央公園というのは、どのような性質の公園であるか、まずそれをお聞きしたいわけでございます。 また、中央公園開発期成同盟会事業補助金として年間約十万円だされておるわけでございますが、具体的にこの期成同盟会の人数ですが、いくらの人数にたいして、また使途それについてお答え願いたいと思います。 いま一つ中央公園につきましての市長の見解は大体出たわけでございますが、特に私はここで市長にお聞きしたいのは、東に鳴門公園、西にドイツ公園、ドイツ村を大きくビジョンをまたPRに使われておりますが、中央公園につきましても、この期成同盟会、中央公園開発期成同盟会がもう作られてかなり長期間たっておるわけでございますが、かねがね市長は、まず自分から山を一応一度その公園をみてまた考えようじやないかということもお話になったわけでございますが、その後、市長はここを歩かれまして三十周年記念事業として、どのような考えを持たれているのか、一つお答え願いたいと思います。 次に、第三問の公害対策でございますが、前段の松本議員との重複する問題でございましたので、その点は私のけまして違った角度でお聞きしたいと思います。 まず、新池川の問題でございますが、理事者の答弁を聞いてみますと非常にこの問題は難しいと私も理解するわけなんで、この際、市には建設部会という部会もございますように、新池川浄化対策部会というもんかなにかそういうような部会をつくられて、もっと真剣にこの問題に取り組んでいただきたいと思いますが、そのような考えはお持ちでしょうか、その点をお聞きしたいと思います。 次に、小山谷、あるいは口中山谷というのですか、山林を開発して、あそこに土地の造成をして非常に問題が起きているわけなんですが、当然土地開発をし家を建設する時点では鳴門市におきましては、ご存知のように五十年一月から土地採取規制条例というものが設けられておるわけでございますが、もしそれがそれ以前に私の今いっている小山谷のところで、山林を切り開いて土地造成をして住宅が建っておるわけでございますが、今建っておるわけでございますが、それが非常に山崩れして危険にさらされている、当然ここには建築許可も受けて建てておるわけなんですが、その時に誰がこの保護をしてくれるのか、どこへいうていけばよいのか、その対策についてお答え願いたいと思います。     〔教育委員長 片岡 賢君登壇〕 ◎教育委員長(片岡賢君) お答えをいたします。 某幼稚園の運動場が非常に狭いとその問題でございますが、トップ会談があってどのようになっているかと、原則といたしまして、そのような設備を移転したり、かわる場合には、改造等につきましては、届出によりましてから検討を加えていく、勝手に幼稚園においてやられてはいけないと、このように考えております。 それと給食費の問題、その他事務的な問題は課長の方より説明をお願いいたしたいと思います。 教育の機会均等についてのご質問にお答えをいたします。公共教育の立場からあくまでも政党・宗教は中立であるという観点から市民、幼・小・中、平等に教育を受けるということで、平等であるということが原則でございますが、校舎の建築にいたしましても、あるいは学校の内容設備につきましても、それがもっとも好ましいのでございますが、現況は、そういうことが必ずしもなっておらないということでございます。 詳しいことは係りの課長の方より説明をいたします。     〔学校教育課長 井関重美君登壇〕 ◎学校教育課長(井関重美君) 給食関係の施設方面に集金がなされているのでないか、学校名を指摘されまして、お尋ねがありました点にお答え申し上げます。中学校で北灘、大麻中学校はそういう関係経費を集金しているということは無いようでございます。それから第一中学校は、今までに施設設備をした、父兄負担の中でした償却費として月額十円徴収していると調べております。 第二中学校は、消耗品に類するわけでございますが、ザルとか充実したいためにということでP・T・Aと協議の上で、月額五十円の集金がなされておるようであります。 小学校関係でございますが、第一小学校は子供達が使用しております食器を新しく更新したいという点から百円の徴収を計画されておるようです。 撫養小および瀬戸小学校におきましては、撫養小が月額十五円、瀬戸小が月額二十円、給食費以外に施設関係充実ということを考えて徴収しているということを把握しております。以上であります。     〔市長 谷 光次君登壇〕 ◎市長(谷光次君) お答えいたします。 中央公園の問題ですが、私は市政施行三十周年記念事業として中央公園の開発をやりたいということも考えておりますが、その具体的にどういうことをやるかということにつきましては、まだそこまで煮つまっておりません、場合によれば一般から募集してもよいのではないかと思います。 それから新池川の浄化問題でありますが、これにたいする対策委員会ですか、そういうものをつくる意志は持っておりません。これは耕地課の方で専門に取組んでおりますので、それで十分だと思います。以上でございます。     〔商工観光課長 尾崎定男君登壇〕 ◎商工観光課長(尾崎定男君) 中央公園につきましてお答えを申し上げます。 まずはじめに、公園の性格でございますが、自然公園法あるいは都市公園法等の法律に基づく、あるいは指定された公園ではございません。単なる自然的な公園というふうな性格の位置づけをいたしております。 それから二番目の期成同盟会にたいする関係でございますが、会員数の問題でございますが、現在のところその会員の実態は把握しておりませんが、最近地区社協の組織化が進んでおります。従いまして地域におきますそうした会員の性格もかなり広範囲に及んでおりまして、それぞれの斉田あるいは中央の地区社協に所属する方々が会員の構成をなしておるということで、会員の数につきましては現在調査しておりますのでご了解いただきたいと思います。 それから補助金に対する使用の使途でございますが、年に二回のかなり三百乃至三百五十、南浜の中央地区におきまして、それぞれ清掃をいたしております。そうした際の関係の費用であるとか、あるいは組織運営の経常経費的な通信運搬費、会議費、それから私どもの方で年に一・二回植樹をいたしております。従いまして、そうした桜であるとか、櫨であるとか、そういう植栽の管理をこの同盟会にお願いしてありますので、そういった関係の肥料、あるいは消毒費そういうものにこの補助金は使途されておるようでございます。以上でございます。     〔環境課長 高田賢次郎君登壇〕 ◎環境課長高田賢次郎君) 宅地造成の関係につきましてご答弁申し上げたいと思います。 土地造成条例が施行される以前の造成地のようでございまして、その場所につきましては私十分承知いたしておりませんが、現況が山崩れの恐れがあるというふうに承りましたので、これが農林水産課の関係になるのか、土木課の関係になるのか、いずれの方法かでこれを守らなければならないと思うわけでございます。それにつきまして早急に検討してみたいと思いますのでよろしくお願いいたします。     〔教育長 森本真章君登壇〕 ◎教育長森本真章君) お答えいたします。 児童館の鍵っ子、あの子供達が幼稚園で遊ぶことにつきまして、先に苦情があるというようなことがございましたので、福祉事務所長や幼稚園当局とよく話合いをいたしまして、総合遊具を使ったり幼稚園の庭を使ったりしていただく、十分話合いをした上でやっていただく、十分使ってもらうということで話合いをしたということを聞いております。     〔二十番 開発外之君登壇〕 ◆二十番(開発外之君) 学校施設の問題でありますが、さきほどの委員長のお答えでは、一応届出がでてする話の答弁があったわけですけど、さきほどいいました該当する園におきましては、過日あなたもご存知のように非常に運動場が狭い、こういうような状態の中で当然今いったような造成がされたわけですけど、園庭の一部を使ったわけですけど、それを許可したのですか、どういうような見解で許可したのか、その点一つお聞きしたい。 いま一つは、まあ当然機会均等、平等についてのあなたのお答えの中で、本当はそうであるが、まあしかし現在の現状はそういうような状態になってないというご答弁であったと思うわけですけど、それにつきましては、どういうような方向付けで進んでいかれるか、まあままならんという、そういう立前でどういうように機会均等に平等に進んでいくように努力されているのか、言葉だけでなしに具体的にどのような方向に進んでいるか、まあ次の問題と合せてお聞きしたい。 さきほど学校教育課長の方から給食関係についての中に、累々抜粋して私の質問したことについてのお答えがでたわけなんです。そこには百円から全然無いとなしと前段の議員の質問の中にも父兄負担の軽減にやっぱりまつわって子供にたいする教育費の中で当然これが加わってくるわけです。鳴門市に私はいつもかねがねいっているように、同じ鳴門市で同じ鳴門市の義務教育を受けながら、このような格差がある、これは何故このようなことができたんか、それについて原因をお調べになっておるのか、またこれをどのように対処されるおつもりかお聞かせ願いたいと思います。 次に、新池川の対策について特別の部会等をつくる考えはないかという質問にたいして、市長は耕地課が専門的にやっているから大丈夫といったようなお答えがあったわけですけど、午前中の答弁を聞きまして非常に多岐にわたった公害の原因あるいはその当然、衛生センター等の問題もかかってくると思います。そのようなことで、これは一人耕地課だけでは対処できない、研究が十分できない問題があるんではないか、このように思うわけなんですけど、市長は専門にできると、このように断言されておりますが、耕地課長はいま市長の言われたように専門的に絶対やる確信があるか、これだけお聞かせ願いたい。 次に中央公園の問題でありますが、課長にいま一度お聞きしたいのは、中央公園開発期成同盟会はあの中央公園に対して、どのような権限があるのか、というのは、さきほど補助金の中で清掃等のお話がでましたが、聞くところによりますと、その会員の中にせっかくの樹木等を伐採しているということを聞くわけでございますが、あなたは、これは一応補助金をだして頼みます、ということは現状を把握されておるのか、もしそれを把握されているのであれば、そのような事実があったのか、あったならば、どのように対処されているのかお聞きしたいと思います。 いま一度合せて、その周辺はご存知のようにかなり民家が建てこんでおります。過日禁猟区域でない関係でシーズンになりますとハンターがかなり入ってくるらしい、それで流れ弾が飛んできえへんかと非常に住民が不安がっているので、私も過日担当課にそれを県にどのように申請したらよいのか、また申請していただけるのかお願いしたことがありますが、こういう地域については禁猟区域にする考えも合せて持っておられるか、その点もいま一度お聞きしたいと思います。 公害の次の問題で土地造成の問題につきまして環境課長から、今後どの課に属するか知らないけど現地をよく一応調査して答えをだしたいというご答弁がありましたので、この件はこれで打切りたいと思います。     〔教育長 森本真章君登壇〕 ◎教育長森本真章君) お答えをいたします。 某幼稚園の自然に子供達を親しませるための池でございますが、これは普通の池と違って非常に浅い小さい池でございまして、どじょうとかみずすましとか、めだかとか、そういう子供達が自然に接する機会が非常に少なくなってきております。そういう自然に子供達を親しませるという意味の池でございます。それと同時にその横に小さな小山を造りまして、そこへ色々な植物等を植えるというのでございますが、これは父兄達が持ち寄って植えるということになっております。町中の幼稚園ではそういうめだかを見たことが無い、あるいはおたまじゃくしを見たことが無いという子供達が沢山おりますので、その自然に親しませるという意味合いの池でありますので、委員会の方では適当でないかという方針でいいだろうという了解を与えておるわけでございます。     〔耕地課長 森谷貞夫君登壇〕 ◎耕地課長(森谷貞夫君) お答えいたします。 新池川の浄化につきましては、市の関係課ならびに関係地域のご意見なり、ご協力をいただいて、できる限りの努力をしてまいりたいと考えております。以上でございます。     〔学校教育課長 井関重美君登壇〕 ◎学校教育課長(井関重美君) お答えいたします。 給食の施設設備関係等の名目で父兄負担をしている、そういう形の内容が零もあるし、百円もあるし、格差ができている、その格差ができている情況についてどのように考えるかということであろうと受取りました。各給食をしている学校では子供達が楽しく給食ができるというようなことや、衛生的に十分な配慮がなされてできるという学校給食法のねらいが達成できるために、関係職員も教師も給食関係職員も非常に努力をしているところでありますが、衛生的にするために色々手洗い、あるいは給食の配善を友達同志が協力してやるように給食当番があって、エプロンをつけたり帽子をつけたりという調子でやっておりますが、そういう面はそれぞれ交替して子供が着いてくばっていく関係上、各学校が負担しておるわけでございます。 あるいは学校によりましては、かつて自分達の考えのもとに施設をしたというのを償却していくために自分達の力で償却していこうと、それぞれの学校現場現場で実情が違うようでございまして、そういう関係から自分の学校には食器は皆んなに備わっているんだけれども、やはり新しいものに替えて、より楽しく食事をさせたい、というような考えの強い学校というようなところから、そういう格差があるというように受取っております。それに対しまして、私どもといたしましては、給食費は子供が負担すべきであるし、また食器も学校現在でそれぞれ食べる子供達が負担する領域に入っておるわけでございますが、さきほど委員長が答えましたようになるべく余分な経費が多く掛らないような方針でいくように学校現場に対しましては、機会あるごとに指導しているというのが実情でございます。     〔観光課長 尾崎定男君登壇〕 ◎観光課長(尾崎定男君) お答えをいたします。 期成同盟会の中央公園に対する権限についてはどうかということでございますが、期成同盟会の性格がやはり自主的な民間の任意の団体でございまして、中央公園の管理について地元民の自主的な会合でございます。従いまして公園そのものが先ほど申し上げましたように法律あるいは条例等に基づくものでございません。従いまして市の公の土地であるとか、あるいは民有地が雑居しているような状態の中でございますので法律的には期成同盟会そのものはそれぞれの公園なり山に対する権限というものはございませんが、さきほど申し上げましたようにできるならば私の方といたしましては、市民のりクレーションの場としての観光、散策の道路であるとか、植樹をやって、そうした植樹の育成とか日常の管理、そういうものにつきましての期成同盟会の協力をいただいているというのが現状でございます。従いまして、さきほどでました樹木の伐採の問題でございますが、私は現地の方へはまだ入っておりませんけれども、最小必要限度の蔦であるとか、そうした雑草がいままで植樹を行いました成育を妨げている、従いまして、そういう関係で多少その伐採したという話は聞いておりますけれども、その現状については、私は現地で調査をいたしておりませんので、早速そうした問題につきましての期成同盟会との話合は、今後十分いたしてみたいとかように思います。 禁猟区の指定の問題でありますが、これは所管が農水の方でございますので、担当課長の方から答弁があろうかと思います。     〔農林水産課長 三島利克君登壇〕 ◎農林水産課長(三島利克君) お答え申し上げます。 禁猟区の設定でございますが、これは県の方で許可権限をもっております。 最近鳥類、野鳥の保護と申しますか自然環境保護の面から非常にその声が高まっております。そういう関係から地元関係者ならびに関係各課のご意見をお聞きした上で、そういった内容につきましての禁猟区是か非かの問題につきましてのご意見を聞いた上で、県に対して要望いたしたいとかように思っております。     〔教育委員長 片岡 賢君登壇〕 ◎教育委員長(片岡賢君) 教育の機会均等についてお答えをいたします。 機会均等に教育を受けるということはお説のとおりでございます。しかしながら、やはり学校の建築とか、年度とか、あるいは児童数また団地の急増に伴う児童数、これ一連の関係がありますので、今後できる限り機会均等の方向にだんだんと努力をつとめたいとこう考えております。     〔二十番 開発外之君登壇〕 ◆二十番(開発外之君) 観光行政について、あるいは公害対策につきましては、一応今後の担当課の努力を信じ、それで一応この質問はこれで終わりたいと思います。 さっき再問いたしました教育関係でございますが、特に父兄負担の問題で教育委員長は機会均等、平等についてのさきほどと同じような答弁があったわけですが、私がその後に引出した問題は父兄負担の軽減上から、いまこの格差がありますが、学校教育課長から答えがありましたが、非常に苦しい答弁であったと思います。それを委員長はどのように理解されているか、一つ具体的にお聞きしたいわけですが、あの学校教育課長のお答えの中に施設は当然市でする、これはあたりまえのことです。しかし現実は衛生的にするために、あるいは施設を自分達でしたために、そのあとを支払っている、このような話がありました。過去に市長はこのような問題の時に私が質問した時に、一応P・T・Aあたりから寄付した施設に対しては市の備品となった以上は補修あるいはそういう問題は市で全額負担してやるという言明を議会でされております。 その後着々と施設そういう備品につきましては、市長のいわれたとおりの方向付に進んでいるように私は思っておりました。ところが現実はいまだに給食費の中にこのような格差がでている、その理由は、さきほど学校教育課長がおっしゃられたわけですが、これは市長の答弁と過去の市長の答弁と、また今委員長がおっしゃられた大きな施設といっても色々ございます。私が今ここで取上げておりますのは、給食関係の問題をいっておるわけなんですが、この問題は全然なし、あるいは百円ということでなしというところは衛生的であるのか、というのは課長の答弁では衛生的にするためのあるいは施設を自分達で支払う、ほかのところは自分達で支払ったからもういらなくなったのか、この二点につきましてお答えを願いたいと思います。     〔教育長 森本真章君登壇〕 ◎教育長森本真章君) お答えいたします。 この給食の施設の関係でございますが、これは主に食器の買替えの経費だろうと推定をしておるんですが、とってないところは食器が新しくてそのままでいける、ちょうど食器を買替える時期にあたったところで、アルミニュームが古いので、そういうところでないかと考えるのであります。その他ザルであるとか、そういう細かいもので給食に要するものを、それぞれ学校で買って、あまり小さいものですから、そういうようなものを、そういう今までのようなやりかたでやっているのだろうと思いますが、今後はできるだけ学校に連絡をいたしまして、そういう経費もできるだけ市費で購入するようにと指導をしていきたいと考えております。     〔二十番 開発外之君登壇〕 ◆二十番(開発外之君) 教育長からいま答弁あったわけですけど、一つ具体的にお聞きしたいと思いますが、第一小学校百円、これは教育長のよく調べてみますがという一つの注釈が入っておったわけですが、当然担当課長は調べていると思います。内容的には、これは前もって私は調査していただくようにいうてあったわけですから。 過去に教育長は食器の性質を聞きました時に、消耗品的備品という非常に難しいお言葉をおっしゃられたわけでございますが、その時点におきましてもー応備品とみる考え方が大きかったわけでございますが、では、第一小学校は食器の買替えでとっているのだろう、調べてみなければわからないという話だから、あまり深追いはしたくはないんですが、特にこの場合は食器がウエイトを占めているように思います。この百円は何年間取り続けているのか、ご存知であったら、それも調べられての今の発言か。 それと、今一つはできるだけ無いようにする、できるだけでなくして機会均等、父兄負担の軽減からも市民平等のあれからも是非無しのところと、とっているところの無いように、是非そういうようにやっていきたいという答弁がいただけるか、その点についてもうー度お伺いいたしたいと思います。     〔教育長 森本真章君登壇〕 ◎教育長森本真章君) 給食用の食器等につきましては、従来家庭のお茶碗と同じようなものでございまして、持ってくるということが原則でずっとやってきております。従いまして市費で今これを全部買うということになりますと、今までの均衡がとれなくなるということで、食器はずっと自分で買ってそして卒業の時に持って帰ると、自分が入学した時に買うたやつを持って来るということを、学校へ寄付していただく、ということで十年も十五年も使っておるようなところもあるわけなんですが、ところが極限に達したから、また同じ年度に買いましても比較的いたみの少けないものは使っていくだろうし、それから、はなはだ落したりしていたんでいるものは三年、五年で追加して替えていくという場合もありますし、アルミでありましたものをステンレスに替えるというところもございます。 機会均等からいきますと立前はみな入学の時に自分達で買って給食をし、卒業の時に持って帰る、しかしそれは学校へ寄付しましょうということで、それを使ってきているのが現状になっておるのですが、そういうところで、いま市の財政として食器を市費でみな買っていただくということは、教育委員会としては従来の慣例からお願いするところまでいっておりませんので、従いまして第一小学校のことにつきましては、あるいは課長の方で調べているかもわかりませんが、大体食器の買替えは今までのいきさつからそういうことになっているのでございます。     〔学校教育課長 井関重美君登壇〕 ◎学校教育課長(井関重美君) お答え申し上げます。 第一小学校の食器を新品にするための百円の徴収ということは、今後ずっと続けるか、過去何年前からこういう給食関係の負担を願っているかという点につきましては十分調査ができておりませんので、ご了承願いたいと思います。 各学校の色々徴収している点の調べはしておるのでございますが、幼稚園などは、牛乳をよく飲ませるための特別のものを加えて牛乳を飲み易くするというような、それのための経費を父兄の方で相談して出ているむきなんかもありまして、それなんかはずっと続けていくと思いますが、ただいまの一小関係はいつから徴収しているか調査ができておりませんので、ご了承下さい。     〔二十番 開発外之君登壇〕 ◆二十番(開発外之君) 調査ができておらんのに私がいくらやってもしょうがないわけですけど食器云々という話が出ましたので、私が調べたところによりますと、もちろん食器は一部あります。当然どこにもそれはありますが、ここは金額が依然として多いわけです。内容を見ますと、学校によりますと、指導によりましては、校長の指導あるいは教育委員会の指導をそのまま受取ってやっているのかも知れませんが、まな板とかポリバケツとか消粍品はなんとかやりくりしてやっている、しかしまたよく聞きますと、市の経費だけでは非常に不衛生になる、学校教育課長から最初に答弁がありましたように衛生的にするために、これがもっともポイントをしめているように、私の調査ではわかったわけですけど、なににおきましても、特に食物につきましては衛生が、まず第一だと思うわけでございます。これはあくまでも父兄の負担においてするのでなくして、当然給食を監視しているのは市であります。であれば、まず給食関係は衛生的には市が配慮すべきである、このように思うわけでありますが、今、私がいいましたように、この施設費等で取っている内容は一小の場合は、それがあながち食器ばかりでございません。ほとんどがそのような衛生的にするための経費なんです。この点よく調査されて、その結果によりましては、そのように市で全額されるか、その意志があるか、その点を今一度お聞きしたい。それともうーつあわせて最後によく調べてと、当然このことは内容を分析して調べて答弁すべきだと私は解釈するわけですけど、毎回私はこのような問題で、私が問題を提起して後であとおいのように思うわけです。今後まだまだこういう内容をかえないのか、私のいうように事前にもっともっと自分達の足で調査する気持ちはあるのかどうか、あわせてお答えを願いたい。     〔教育長 森本真章君登壇〕 ◎教育長森本真章君) よく調査いたしまして善処いたしたいと思います。 なお要望でございますが、ご質問の時に事前に大体こういう内容だということをご通告詳細にいただければ、どんな小さいことでも、よく調べてご答弁申し上げますので、その点、特にお願い申し上げます。     〔二十番 開発外之君登壇〕 ◆二十番(開発外之君) 一応私はこれで全質問を終わりたいと思いますが、最後にちょっと教育長が挑戦してきましたので、事前にと私は給食関係についてということで事務局を通じて調査していただいたわけです。当然委員会の方にもどのような質問があるかということで問合せがあったと理解しておったので、教育長が是非そういうことにして欲しいということであれば、私も当然、決してあげ足をとったり、抜き打ちを好むものでございません。よく互いに研究して善処していきたい。最終的には父兄負担を軽減するためには、私はどのような努力も惜しまないと思いますので、委員会としても、そのような方向に進んでいただけるようにお願いして私の全質問を終わります。 ○議長(大端茂雄君) 十分間休憩いたします。     午後 二時二十五分 休憩     午後 二時四十五分 開議 ○議長(大端茂雄君) 再開いたします。 一、環境行政について 二、教育行政について             五番 福本 節君     〔五番 福本 節君登壇〕 ◆五番(福本節君) ただいま議長からのお許しがございましたので環境行政について、教育行政についてとこの二問についてご質問をいたします。 非常に質問者が少けないわりに時間が随分ついやしまして皆様お疲れと思いますが、しばらくの間ごしんぼう願います。 質問の中に、さきに質問されました教育行政については姫田議員、また環境行政については松本議員等がございましたが、重複する点は差し控えました。私は私なりに調査した範囲で質問したいので、そのつもりで答弁を願いたいと思います。 このまず最初に環境行政でございますが、わが鳴門市には公害防止協定を結ばれておる企業、工場はなん工場あるか、これを説明してもらいたい。とともに以後これから先へそういう公害が発生しそうな工場、あるいは企業があるならば、どういうふうな取扱いをやっていくか担当課長より説明が願いたいと思います。 それでは、次にご承知だと思いますが、先日松茂町に立地協力を要請しました住友金属でございますが、これはすでに松茂の工業団地に県の工業団地に一応立地することを契約したそうでございますが、これの内容等を調べてみますと、薄板を運搬、海上輸送してこられて松茂でそれを鋼管にして、また海上輸送をするという内容等でございますが、これについてわが鳴門市の粟津港のこの境界ですね、果たしてどこまでが鳴門市であるか、という点を土木課長より説明願いたいと思います。 と申しますのは、公害は所在地ではなくして騒音またはその他のいくたの公害はすべてそれより遠く離れたところに公害が発生するというのが現状であります。そうすれば鳴門市の場合は一つのメリットもなくして公害のみが残されていくというのが現状でございます。 この点におきまして、この立地につきまして県から鳴門市にたいして内容等の説明があったかどうかという点についてお尋ねいたします。 続きまして、ご承知だと思いますが、先日北島町に本社が高松にあります東洋テックスという工場が北島町に立地を申し出ております。この内容を聞いてみますと、テックスというものは原料が紙によくにた原料でございます。これをとかしたり圧縮したりすると、非常に悪い水が一日に何十万トンということを聞いておりますが、その水の汚水がどこへ流れていくか、またはこの臭気等が隣りの大麻町東馬詰にくるわけでございますが、これ等も被害を受けるのは鳴門市でございまして、北島町にメリットがあっても鳴門市にはメリットがないというのが現状でございます。この点につきましても鳴門市に対して何かの申し出があったかどうか、この点も聞いておきたいと思います。 次に教育行改の中で特に取り上げていきたいと思いますのは、学校給食でございますが、この学校給食の中での米飯給食でございます。 先日の徳島新聞のニュースを見てみますと、戸井県教育長は本月の十五日に名東郡佐那河内の小学校を訪ね西岡同町長とともに米飯給食の実施を視察し、五年一組の教室で児童らと一緒に白いご飯を食べられたという記事が載っておりました。色々と問題があろうと思いますが、炊飯施設、炊事施設と非常に問題はあるそうでございます。これはご承知のとおりだと思います。しかしながら先日の姫田議員に対する答弁では予算がないと申されましたが、市長の先刻の色々な答弁の中には、計上してこないというような答弁がございましたので、この答弁のくい違い、あるいは計画の内容等、教育委員会で取り上げられたかどうか、一つ、教育委員会としてのご見解、取扱い等についてご説明を願いたいと思います。 このただいまの問題につきまして答弁を願いまして次に再問に移りたいと思います。     〔環境課長 高田賢次郎君登壇〕 ◎環境課長高田賢次郎君) 公害防止協定につきましてお答えをいたします。 現在公害防止協定を結んでおりますのは七件でございます。それから覚書が六件、そのほかに地元だけで契約書を締結いたしておりますのは二件ございます。そのほかの防止協定を協定していない企業はどうなるのかというご質問でございますが、市内の大手企業といわれております南海ゴム、鳴門塩業につきましては昨年末から種々協議を重ねてきておるわけでございますが、この両企業につきましても本年度中に公害防止協定を締結し、さらに覚書の締結を予定いたしております。以上でございます。     〔土木課長 野間繁満君登壇〕 ◎土木課長(野間繁満君) お答えいたします。 松茂町との境界のお尋ねがありましたが、土地の標示、陸地につきましては、字の指定をしてありますので市町村界ははっきりしておりますが、旧吉野川付近の川口付近の境界につきましては水面の中間が妥当と考えております。     〔市長公室長 西本信也君登壇〕 ◎市長公室長西本信也君) お答えいたします。 ご質問の松茂に誘致される予定の住友金属につきましては、正式のご案内はまだ受けておりません。 それから次の北島に予定されております東洋テックスにつきましては、一応工場の事業計画等につきまして事前協議の形で案内にまいっております。以上でございます。     〔教育次長 田渕公一君登壇〕 ◎教育次長(田渕公一君) 給食の問題でございますが、米飯給食を実施する場合の問題は施設面においてどうであろうかと、或いはまた人的にどうなるであろうか、また財政的にどうであるかというような色々な角度から事務局において検討中でございますので、その調査結果を待ちまして委員会で協議をし、市長部局と協議する予定でこざいます。     〔五番 福本 節君登壇〕 ◆五番(福本節君) それでは、この公害対策でありますが、いま環境課長公害防止協定、あるいは覚書を交わしておられるエ場の説明等がございましたが、なぜこういうことを聞くかと申しますと、市の理事者としては、既に発生をし、或いは市民が公害に悩まされてはじめてこの公害問題が明るみにでてくるというのが、いままでの立前と思っております。 こういう点からおきましても、こういう公害が起きそうな、或いは公害が必ず発生するであろうという企業であれば必ず指導、或いはそれに対する対策等をこの環境課としてはする意志があるのかないのか、これがなければすべてものができてしまって、そういう事態が発生してそれに対処していこうという、後からのかまえといいますか、必ず後から後から出ていくというようなことが見受けられるので、今まで問題になりました大塚製薬の問題、あるいは本州パッケージの問題等ですね、すべてその発生後でていく。このたびの強酸性の強い鳴門塩業にしてもその通り、すべて発生後に気づいているというのが鳴門市の環境行政のありかたのように思われますので、少なくともこういう公害が発生しない以前にそういう指導のできるような方法をとるには、どういうふうなお考えを持っているのか、これを聞いておきたいと思います。 次に、給食問題でございますが、私の調べた範囲では学校給食の米飯給食でございますが、これを食べておられる児童生徒、幼稚園児は別といたしまして、児童或いは生徒、この内容を調べてみますと、県下では小学校が四十四校実施しております。また、中学校では十四校、この中で月に一回というのが四十三校、或いは中学校十四校、または月に二回以上が小学校四十四校、中学校十四校、月に四回というのが小学校で四校と中学校一校で月に四回というのがもっとも多いところで、大体は月に一・ニ回の米飯をしているのが現状でございます。 また鳴門市の中学校、小学校の調査を見ましてもですね、月に一回というところは非常に少けない。希望者が少けない、少なくとも二回以上、中学校にいたしましても小学校にいたしましても、そういう児童の希望がございます。 私は実はある小学校の代表と申しましょうか、生徒会と申しますか、こういった子供に聞いてみますと、「そら、おじさん、毎日パンを食べるよりか一回位は米食にしてもらった方がいいと、だけど今の現状では、すぐにはできないわなあ」というようなことで話をしたんですけど、少なくともそういった児童生徒の願いが、教育委員会の中で取り上げられておるのかどうか。 施設はですね、非常に立派な施設ができ、相当大都市すなわち静岡県の静岡市ですか、ああいったような非常に大きな立派な都市からでも教育施設、学校施設等を視察にこられるというほど、わが鳴門市の教育施設には群を抜いたところがございますが、さてこの内容については非常に遅れているかのように思います。施設については、今いいましたように非常に進んでおりますが、さて子供の体位、体力ということになりますと、少し遅れているのではないかと思います。これにつきまして教育長はどういうお考えをもってこれに対処していくか、或いはこの対策についてどういうふうに考えておられるか、是非聞いておきたい。そういうことでございます。 それから市長にお尋ねいたしますが、学校給食のパン工場が実は四十八年度で五千五百四十四万九千円で、たしか新築と申しましょうか、改築と申しますか、やられましたが、もしそれだけの予算を費やして一応パン食にはしておりますが、私の調べた範囲の中で子供のそういった希望等を取入れる場合に、これだけの施設のまだ全額返済ということにはなっておりませんが、もしこれが実施される場合、この内容を変えるだけの予算を支出する心構えがあるかどうか、これを聞いておきたいと思います。以上でございます。     〔環境課長 高田賢次郎君登壇〕 ◎環境課長高田賢次郎君) 発生が予想されるものについての指導につきましてお尋ねがありましたのでお答え申し上げます。 現在鳴門市内にはさきほど申し上げました企業の外に家内工業的な、内職的な事業場が多うございます。その場合、お説の通り苦情が起ってきてから処置ということがしばしばあるわけでございますが、それらにつきましても公害基本法に規制されております機器等のない場合には、やはり周辺の住民の方に迷惑をかけないように行政指導を進めてまいっておるわけでございます。 なお、それらの公害防止協定につきましては、指導で了解がとれればそれでやっておる場合もあるわけでございますが、その中で一つでも規制している機器等のあります場合には、第一次的には規制値内でおさまるような行政指導を進めております。そして公害防止協定もその時点で締結してきているのが現状でございます。 なお、新規事業につきましては規制されております機器等があります場合には、全部新規事業については防止協定をその時点で締結してきております。今後もそれを続けていきたいと思っております。 なお現在かなり家内工業的なと申しますか、特に若布加工業者それから旅館業等につきましては、昨年末で規制の期限がきれております。それまでの間に、それぞれの届出の出ていなかったものの届出は昨年末に全部終わりまして、現在それの検討を加え、なお規制の中におさまらないものにつきましては、指導を進めていくべく現在検討をしている最中でございます。以上でございます。     〔教育長 森本真章君登壇〕 ◎教育長森本真章君) お答えをいたします。 この間申し上げましたように、国際収支の関係やらですね、そういうことで国や文部省の方から米飯給食するように強い指導もございますが、またいま福本議員さんのおっしゃられましたように、子供の調査をしますと、全国的にも鳴門市におきましても七・八十パーセント以上のものが週五回の給食のうち二回位は米飯で食べたいというような希望もございますし、また先生方の方からも教育上からお箸で御題の食べかたというものを子供に指導する上から、そういうことを学校できちっと躾をした方がこのごろ家庭でできないような家庭もございますので、そうしてはどうかという意見も先生方の中にもぼつぼつとございます。 しかしながら、パン工場の職員はパンの加工賃によってやっておりますので、それをやめた場合には、パン工場の設備を拡げてそして御飯が炊けるようにして、御飯を配ったり、パンを配ったりというような場合、施設拡張の補助金とか、それから多少人員の増をしなければいかんのじゃないかという問題も起ってきます。 いま搬送している問題も御飯という問題になってまいりますと、また買替えしなければならないという問題もございましょう、それから学校へポリバケツのようなものに御飯を入れて配ったりする場合、パンなら子供が一つずつと非常に簡単ですけど、それをつぎわける学校の手間とか、そういう人件費の関係なんかも起ってくることでございますし、現にパン工場の建設について市の返済もすんでおらない状況で、そういう事情もございます。 それで全国的にも鳴門市のような色んな条件で実施するにしても非常に経費が掛かるし、非常に難しいところもございますので、現在やっておりますのは、学校で前に御飯を炊く施設がそのまま残っておるところはそのままやっていると、パンなんかも町のパン屋さんからパンを買うているのを、五日買うているのを三日にして、学校の金で従前どおり御飯を炊くというような所であればうまいこといくのですが、鳴門市はそういうものはすでに撤去しておりますし、もし学校で炊くということになればそういうことになります。 色々難しい問題を含んでおるわけでございます。従いまして、さきほど次長が答えましたように委員会で色々協議的に話合いをいたしましたが、正式提案というところまでいっておりません。従いまして、そういう子供達の希望というもの、給食はどうあるべきかというようなことや経費の面のことや人件費のその人をふやさなければならないという色々難しい問題を含んでおりますので、よく検討を現在している段階で、結論がでました段階で市長部局と十分ご相談申し上げたいと考えている次第でございます。     〔市長 谷 光次君登壇〕 ◎市長(谷光次君) お答えいたします。 パン工場、パン給食を廃して米食にする場合、もちろん被害があるというのなら、これはすぐやらなければならないのですが、パンにしても米飯にしても別にたいして身体上に影響がないというのなら、私はこのまま続けてもらいたい。もし、どうしてもやらなければならないというのなら、いまパン代を市がもっておりますが、ちょうどこの建設費ぐらいに相当する金額を市が毎年もっておるわけでございますが、これを打切ってでもやらなしょうがないのじゃないかという気がするのでございますが、希望といたしましてはできるだけパン食でいっていただきたいもんだと、現在の施設をどうしてもやりかえるという、時にその時に考えてよいのじゃないかと、私はそういうふうな気がするのでございますが。     〔五番 福本 節君登壇〕 ◆五番(福本節君) 公害問題でございますが、ただいま環境課長から発生後ののちにということが多々あったというご答弁でございますが、確かにその通りでございますので、これは市民の幸せを思うならば必ずこのことが安心して市民が生活でき得るように、一つ公害課の方で是非取り組んで貰いたい、と申しますのは、前にもいわれましたように家内工業的なことをいえば、各所に実は五人から十人の家内工事が非常に盛んでございます。公害と一概に申しましても色々公害の内容等が違います、と申しますのは、ただ悪臭とか、或いは騒音とか、色々ございますが、特に町なかの悪臭もひどうございますが一番いやなのは睡眠時間がきまして、ミシンの音、或いはミシン以外の大きな音等が非常に睡眠妨害になっているのは事実でございます。これなんかも指導して、生活がかかっておりますので非常に難しい問題だと思いますが、できる限りそのもれないように、公害がもれないような一つ設備を指導してあげて企業者も喜んで仕事ができ、また近所の人も十分睡眠がとれて、あすの活動に支障のないよう睡眠がとれるという点を十分考えて一つ指導してもらいたいと思います。 次に米食の問題でございますが、ただいま教育長は国の指導により、せなならんというお話がございました。また、市長からは五千五百万に近いと申しますのは、五十年度のパン代と申しましょうか、これは四千二百七十五万の補助金が出ております。決して私は全部をパン食から米食に切替えというものではございません。児童生徒の中には自分達のその食生活において、非常に考えておるということでございますので、これはですね、今市長がいわれたようにパン食を全部米食に替えということではないことだけは、一つ考えてもらいたいと思います。 実はこの私の調査内容から市長或いは教育長もおわかりのように、わが鳴門市の児童生徒は、この米食、給食を望んでおるのは事実でございます。これは私、その児童、子供に尋ねてまいり、その調査結果を申しておるので、特に県の教育委員会等はこれに近い将来切替えるであろう、或いは近い将来は過に二回なり、あるいは三回の米食給食をするようになろうということを県教育長はいわれております。 こういうことが新聞紙上に、あるいはニューステレビに報道され、それを見ている子供達の喜びというものは恐らく教育長も見られたかもわかりませんが、子供達の喜びは本当に大きなものがございます。事実上私はそれを見て、子供達がどう感じたかという点について、いままでこうしてしゃべってまいりましたが、教育長にせられましても教育委員会におかれましても、この実情を今一つ現場で調べられて十分調査した結果、一応委員会にかけようというようなお話でございましたが、調査をする前に教育委員会はどうあるべきかと、この給食はどうあるべきかという点を考えてもらわないかないと、私が専門的に一々専門的に申しますと難しい問題でございますので、私は専門的にはあまり申せませんが、色々カロリーの問題とか経費の問題とか色々問題があろうかと思いますが、必ずしも子供の望んでいないものを大人がこれを子供におしつけるというような在り方では立派な子供は生まれない、また立派な市民も生まれてこない、こういうふうに思います。これは体位だけじゃなしに思想等もすべてそうなってくるのではないかと思いますので、この点も十分考えられて取組んでいただくことを希望いたしまして、私の全質問を終わりたいと思います。 ○議長(大端茂雄君) 以上をもって通告による一般質問は全部終わりました。 これをもって一般質問を終了いたします。    ────────────────────────────────── △日程第二 議案の一部訂正について ○議長(大端茂雄君) 日程第二 議案の一部訂正についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。     〔助役 立石勝男君登壇〕 ◎助役(立石勝男君) 本件につきましては、去る六月十五日に議案第八十一号 鳴門市公民館条例の一部を改正する条例として岡崎・弁財天公民館の廃止を提出いたしておりましたが、提案後において黒崎公民館の廃止について地元よりの陳情があり公民館を主管いたしております教育委員会においても廃止についての決定が表されました。本来でありますと追加議案として提案すべきものでありますが、先ほども申し述べましたように既に同条例の一部改正を今期定例会に提出いたしておりますので、議案の一部訂正としてお願いいたすものであります。よろしくご承認いただきますようお願いいたします。 ○議長(大端茂雄君) おはかりいたします。 本案は主旨簡明なる議案でありますので、正規の手続きを省略し、直ちに採決いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶものあり〕 ○議長(大端茂雄君) ご異議なしと認めます。 よって正規の手続きを省略し、直ちに採決することに決しました。 おはかりいたします。 ただいま議題となっております議案の一部訂正については、これを承認することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶものあり〕 ○議長(大端茂雄君) ご異議なしと認めます。 よって議案の一部訂正は承認することに決しました。    ────────────────────────────────── △日程第三 議案第七十五号 鳴門市消防職員の賞じゅつに関する条例の一部を改正する条例      議案第七十六号 鳴門市消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例      議案第七十七号 鳴門市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例      議案第七十八号 鳴門市防災会議条例の一部を改正する条例      議案第七十九号 鳴門市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例      議案第 八十号 鳴門市総合運動場条例の一部を改正する条例      議案第八十一号 鳴門市公民館条例の一部を改正する条例. ○議長(大端茂雄君) 日程第三 議案第七十五号より議案第八十一号までの七議案を一括議題とし全会の議事を継続いたします。 これより質疑に入ります。 ただ今のところ質疑の通告はありません。 質疑ありませんか。     〔「質疑なし」と呼ぶものあり〕 ○議長(大端茂雄君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。 ただ今議題となっております各議案は、会議規則第三十七条第一項の規定によりお手許へ配布の議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。    ────────────────────────────────── △日程第四 陳情書の処理(追加一) ○議長(大端茂雄君) 日程第四 陳情書の処理、追加一を議題とします。 本件については、お手許へ配布の陳情文書表追加一のとおり所管の常任委員会に付託いたします。 以上をもって本日の議事日程は全部議了しました。 おはかりいたします。 明二十二日より二十四日までの三日間は、議案の委員会審査のため休会いたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶものあり〕 ○議長(大端茂雄君) ご異議なしと認めます。 よって明二十二日より二十四日までの三日間は休会とすることに決しました。 次会は六月二十五日午後一時より再開いたします。 本日はこれをもって散会いたします。     午後 三時二十五分 散会...